真珠の取り扱い、保管、お手入れ方法 | 真珠通販のパール優美

真珠の取扱い

1)真珠の着用
先ず真珠はドレスアップした最後に身に着けることが基本です。真珠のネックレスやイアリング、リングを着けた後で化粧水や香水スプレーなどを使用すると、こうした液が真珠にかかり、これが真珠層を傷めたり、ホコリなどを吸ってよごれの原因になり、長い間に真珠の品質に悪影響を与える場合があります。ぜひ 「真珠は最後に」というルールを守って下さい。
次に着用前にちょっと真珠をチェックして下さい。ネックレスはクラスプの片方をつまみ上げて 1本の紐のように下げてみて下さい。
もし糸に珠1個以上の隙間が空くようでしたら、 糸がかなり伸びている証拠です。 糸が切れないよう糸替えをする必要があります。 また珠の状態もチェックして下さい。 特にいつも首に直接当たる両端付近の珠をよく調べて下さい。 汗で傷んだ珠はありませんか。 ネックレスの中央付近は直接肌に触れることが少ないので、 傷みも少ないのですが、両端付近は首のうしろ側に直接接触するので、 汗なとで傷んでいる場合が多いので注意して下さい。 ネックレスのチェッ
クと同時に、クラスプのチェックもお願いします。 クラスプが外れてネックレスが「するり」 と下に落ちても、人混みの中や、 被巻など音のしない床の上では、意外と気づかないことがあります。 同じように、プローチも着用時に留金のチェックをして下さい。
リング、イアリングの場合は、 珠が台にしっかりくっついているかどうかを確認して下さい。珠がグラグラしているようでしたら要注意です。普通、真珠は台の芯棒に、2液混合型の接着剤で接着されますが、接着時の条件次第で、 接着強度も違ってきます。 また真珠にあけられた穴が浅かったり、芯棒の径と穴径の違いから、 接着が弱い場合があります。 特にサイズの小さい真珠が数個ついているリングなどは、注意が必要です。 もしこうしたことに気づいたら、
着用するのをやめて、 早目に専門店などで修理をしましょう。 真珠を何個も使っているプローチやネックレスなどは、 たとえなくした珠は1個でもそれと同じ品質のものを補充するのが難しく、修理に何ヶ月もかかることがあります。
真珠を着用している時の注意は、硬いものにぶつけないことです。
車の乗り降りや、 建物に出入りする時など、真珠は硬いものにぶつかる機会が多くあります。 またパーティーや会食などの席での飲食物にも注意しましょう。ネックレスの一部がジュースを入れた容器に入ってしまい、ジュースの色素が付着して、真珠が変色したという例もあります。 酢やレモン汁など酸性の食品も要注意です。 これらは真珠を傷めるおそれがあります。

2)真珠の保管
真珠を保管する際のキーワードは「避ける」です。強い光、 熱、酸、湿気など、とにかく極端に異常な環境に真珠を置かないことです。また宝石箱などに保管する際は、他の硬い宝石と別にするか、宝石類をビニール袋に入れたり、布にくるんだりして、直接接触することを避けてください。 保管中ずっとしまい込んでおくのではなく、時々出して軽く磨いてやって下さい。

3)真珠の手入れ
真珠の手入れでは 「直ちに」 がキーワードです。身につけていた真珠をしまう際、しっかりと手入れしておきましょう。 汗が着いたままになっていませんか。 汚れていませんか。新たなキズがついたり、変色したりしていませんか。ネックレスの糸がゆるんでいませんか。イアリングやリングの珠が外れたり、 グラグラ外れそうになったりしていませんか。 汗は直ちに軟らかい布で拭き取って下さい。
もし表面が荒れるなど、真珠に異常が見つかったら、 そのままにしておかず、出来るだけ早く購入されたお店や、信頼出来る宝飾店で適切な処置をしてもらうようにして下さい。パンフレットなどによく真珠が汚れた場合、 水洗いするようアドバイスをしたものがありますが、出来れば自己流の手入れはやらない方が良いでしょう。
このように日々のちょっとした手入れで、真珠の寿命は長くなります。